大阪大学の2021年度前期講義:制御工学演習で用いた問題と解答を掲載しています.
講義を受けている学生さんも,大学院の入試勉強に励んでいる各大学の学生さんもぜひ使ってください.
今回は,インパルス応答やステップ応答という時間応答について学びます.
そして,ボード線図とベクトル軌跡について学びます.
周波数応答を極座標系でみたものがボード線図であり,直交座標系でみたものがベクトル軌跡という関係があります.
問1では,ある伝達関数が与えられたときのステップ応答やインパルス応答に関する問題に取り組んでみてください.
双方の問題とも制御工学では基本的かつ重要な問題です.
問2では,マス-バネ-ダンパ系のステップ応答を計算し,応答が振動的にならないための条件を導出します.
問3では,ボード線図とベクトル軌跡を実際に描いてみることで,
ベクトル軌跡は,ボード線図と対応しています.
ω→0やω→+∞において,どの軸から収束するか,または離れるかは大変重要です.虚軸の正の方向から収束する,実軸の負の方向から収束する,などグラフではきちんと明示してください.
演習問題と解答は以下からダウンロードしてください.