2月に入り、卒論や修論のプレゼンを間近に控えてきた人も多いのではないでしょうか。卒論、修論の執筆は目が回るほど大変です。
色々なアドバイスを教授や先輩から受けて、頭がパニックな人も多いことでしょう。
そこで、今回は「卒論・修論プレゼンでここは抑えろ!」というポイント、「スライド発表に絶対に入れるべき話は何?」を3分で確認できるチェックシートを作りました。
ただし、もう文章なんか読んでる余裕あるか!や文章なんてもう読みたくない!という人は、1分動画を用意しましたので、動画でチェックしてください。
全体ストーリーとポイントをチェック
✅ 全体ストーリー「研究背景」「先行研究」「問題点」「アプローチと提案手法」「結果」「どんなことが分かったか」が含まれているかをチェックしましょう。
✅ 絶対に入れるべき3つのポイントは「問題の難しさ」、「研究の大変だったところ」、そして「工夫したところ」を入れるということです。チェックしましょう。
研究背景
✅ こんなことできたらいいなの未来像、研究の背景と重要性が述べられているかチェックしましょう。
アドバイス:動画を入れると聴衆をより惹きつけることができます!
先行研究
✅ このような先行研究(事例)があり、〇〇はわかっている、など、先行研究をきちんと紹介しているかチェックしましょう。
✅ スライドに参考文献が入っているか、間違っていないかチェックしましょう。
問題点
✅ まだ、こんなところはできてないよねと先行研究にて何ができていないかを説明しているか、自分が解決したいことを指摘しているかチェック!
アドバイス:先行研究を否定しすぎると敵がきます。まずは先行研究を褒めましょう!そして、〇〇をするともっと良くなりますよ!と先行研究がさらに良くなりますよと説明をしましょう。
アプローチと提案
✅ 今回、〇〇の手法(アプローチ)を提案し、〜〜を明らかにすることを目指します or これまでになかった、〇〇の開発を通じて△△の性能アップを目指します。が書かれているかチェックしましょう。
結果とわかったこと
✅ 研究の成果として、どんな結果が出たのか、どこまでできたか、さらに、やってわかったことを具体的に書いているかチェックしましょう。
アドバイス:次はこんなことをすると、本研究の先に〇〇な未来が可能となります!を事例とともに紹介しましょう。
絶対に加えるべき3つのポイントを紹介
問題の難しさを説明する
問題点やアプローチあたりのスライドで、
「この研究は〇〇が難しいんです。この辺りが難しいんです。」
を説明しましょう。
これまで研究があまり行われていないが、自分の〇〇な方法を使うとそれに対して解決策を提示できる。などとプレゼンストーリーを立ててみましょう。
ポイント:問題の難しさを聴衆にきちんと伝えることで、研究の意義が聴衆に伝わります!
大変だったところを説明する
聞き手は、スライドの説明が「サー」と流れると、どこが大変だったのかが伝わりません。
これは自分がこれまで1年間ないし3年間頑張ったことが伝わらないため、非常に辛いですよね。挙句のはてに質問で「何が大変だったの?」と聞かれる始末になります。
ポイント:研究内容を説明する際に、大変だったところを交えて説明するといいでしょう!
工夫したところを説明する
指導教員や聴衆は研究を直接やっているわけではないので、もし研究の中に工夫したところがあれば、それは絶対に伝えるべきです。
実はこんなところを工夫すると結構実験がスムーズにいきます!、その逆も然りです。このように実験を進めないと失敗します。などです。
このようなことは、結果を述べたり、実験システムを紹介していくスライドで積極的に紹介していきましょう。実験の時短テクニックやデータ処理の時短テクニックは実は誰もが知りたいのです。
ポイント:自分しか知らない研究の工夫、アイデアは絶対に紹介しましょう。
まとめ
- 卒論、修論の執筆は目が回るほど大変な作業です。色々なことを教授や先輩から聞くので頭がパニックになる人も多いと思います。
- そんな時に、何をプレゼンに入れておけば大丈夫なの?という素朴な疑問を確認するチェックリストを作りました。
- プレゼン前に自分のスライドと比較しながら、チェックしてください。
- さらにプレゼンの中身を飛躍的に良くする3つのポイントを紹介しました。時間がない時に、全てを入れる必要はありません。余裕があれば取り入れてみましょう!程度で考えてください。