おすすめ本:アイデアのつくり方(ジェームス・W・ヤング著)

今回の記事はおすすめ本の紹介です. 圧倒的薄さでこの内容の濃さ!素晴らしい本とはまさにこれのこと! というわけで「アイデアのつくり方,ジェームス・W・ヤング著」を説明します. アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせである(p.28より引用). この本のポイントを1つあげるなら,まさにこれに尽きる. 全ての人間は,アイデアを生み出す先天的才能がある. この前提のもと,我々がすることは「物事の関連性 […]

2021年度 科研費 学術変革B「ヘテロ群知能」が採択されました

加納剛史 准教授(東北大学)がプロジェクト代表を務める 令和2(2021)年度 科学研究費助成事業 学術変革領域研究B「ヘテロ群知能:多様な細胞の集団動態から切り拓く群知能システムの革新的設計論」 が採択されました. 4名という少数精鋭でのチャレンジとなりますが,これから3年間楽しく頑張っていこうと思います. ちなみに末岡(著者)は,領域A01の「ヘテロ群知能の構成論的理解から切り拓くハイアベレー […]

2021年度 制御工学演習 ⑧

大阪大学の2021年度前期講義:制御工学演習で用いた問題と解答を掲載しています. 講義を受けている学生さんも,大学院の入試勉強に励んでいる各大学の学生さんもぜひ使ってください. 今回で制御工学の演習は最終回となります. これまでお付き合いくださいましてありがとうございます. 最後は,可制御性と可観測性,実現問題に取り組んでいきましょう. システムの状態方程式が与えられた時,そのシステムが可制御※1 […]

おすすめ本:まんがでわかる伝え方が9割(著:佐々木圭一)

読み方,書き方は教わることが多い中で,伝え方を教わることは少ない. この本はその伝え方の技術に関して分かりやすく説明してあります. 「伝え方によって相手の答えがノーからイエスに変わる」 そんな伝え方はどうすればいいのでしょうか. ぜひ,読んでみてください! 「伝え方」によって「あなたのお願いに対する相手の答え」は大きく変わる! ノーとなるお願いを「イエス」に変える具体的な方法として,まず相手の気持 […]

2021年度 制御工学 演習⑦

大阪大学の2021年度前期講義:制御工学演習で用いた問題と解答を掲載しています. 講義を受けている学生さんも,大学院の入試勉強に励んでいる各大学の学生さんもぜひ使ってください. 今回から,現代制御に入っていきますが,現代制御における最も重要な観点は状態方程式表現です. 現代制御はシステマチックに構成されているので,古典制御で苦戦した人も,ここからはむしろ分かりやすいと感じることが多いかもしれません […]

2021年度 制御工学 演習⑥

大阪大学の2021年度前期講義:制御工学演習で用いた問題と解答を掲載しています. 講義を受けている学生さんも,大学院の入試勉強に励んでいる各大学の学生さんもぜひ使ってください. 今回は,最大の関門であるナイキスト安定判別法について勉強します. すなわち,ナイキスト線図を描くことがポイントなのですが, 具体的にどのように描くかの細かい説明を授業では省略することも多いので,今回の演習,そして解答を見な […]

Journal of Robotics and Mechatronicsに「魚型ロボットの動きのデザイン」論文が掲載されました.

この度,魚型ロボットに関する研究がJRMの論文に採択されました. 本研究のポイントは, 動きを事前に設計せず,水中で自律的に効率的な動き方を学ぶ脳(コントローラ)を設計しました. その際,着目した要素が「身体のうねり」です. ロボットに「ひずみセンサ(曲がり具合を検知できるセンサ)」を取り付け,そのセンサの値が大きくなるようにロボットの脳(コントローラ)を設計すると,水中で効率的に泳げることが分か […]

2021年度 制御工学 演習⑤

大阪大学の2021年度前期講義:制御工学演習で用いた問題と解答を掲載しています. 講義を受けている学生さんも,大学院の入試勉強に励んでいる各大学の学生さんもぜひ使ってください. 今回は,インパルス応答やステップ応答という時間応答について学びます. そして,ボード線図とベクトル軌跡について学びます. 周波数応答を極座標系でみたものがボード線図であり,直交座標系でみたものがベクトル軌跡という関係があり […]

2021年度 制御工学 演習④

大阪大学の2021年度前期講義:制御工学演習で用いた問題と解答を掲載しています. 講義を受けている学生さんも,大学院の入試勉強に励んでいる各大学の学生さんもぜひ使ってください. 今回は,まずボード線図について学びます. 1次系の基本的なボード線図を折れ線近似で書いてみましょう. その次に2次系に取り組んでいきます. 2次系は1次系の重ね合わせで書くことができますので,その練習もしてみましょう. ボ […]

計測自動制御学会論文誌に「群れの発現原理を機械学習を用いて調べた論文」が採択されました

計測自動制御学会論文集に末岡,石谷,沖本,杉本,大須賀の共著で「機械学習アプローチから探す群れ行動の発現機序 -捕食者からの逃避戦略の学習に基づく自発的な群れ行動の獲得-」が採択されました. 今回が,機械学習に関する初論文です. 論文の内容は「生き物はなぜ群れるのか?」という問いに現代の機械学習を用いて答えを出そうとした研究で,論文の公開は2022年2月だそうです. 遅い!待ち遠しい!