大阪大学の2021年度前期講義:制御工学演習で用いた問題と解答を掲載しています.
講義を受けている学生さんも,大学院の入試勉強に励んでいる各大学の学生さんもぜひ使ってください.
今回は,まずボード線図について学びます.
1次系の基本的なボード線図を折れ線近似で書いてみましょう.
その次に2次系に取り組んでいきます.
2次系は1次系の重ね合わせで書くことができますので,その練習もしてみましょう.
ボード線図は古典制御の非常に重要な概念です.制御を勉強する人は必ずマスターしてください.
また,ラウスやフルビッツの方法を用いて安定性を調べる問題も掲載しています.
試験前に復習程度のつもりでやってみてください.
ちなみに最近,杉江先生がラウスの方法について下記のシステム制御情報学会誌に興味深い記事を書いておられました.https://ci.nii.ac.jp/naid/40022618342/
ただし,学会会員じゃない方は読めるようになるまで半年ほど待つ必要があるそうです.
早く一般公開してあげて!
演習問題の構成は以下のようになっています.
- 1次系と2次系のボード線図を書く
- 入出力の安定性をラウス・フルビッツの方法を用いて調べる.